どこかで書いた気がするけど見つからなかったので再投稿
現代に記憶を持ったまま転生した三郎と、記憶をなくして転生した雷蔵。二人とも今世では女として生まれた。三郎は「三来」、雷蔵は「美雷」と書いて二人とも名前は「ミライ」という。
親戚の間柄で幼い頃から一緒に育った二人。夏休みに曾祖父の家に遊びに行くと、曾祖父は二人のことを「三郎」「雷蔵」と呼んだ。母はいい顔をしなかったが、記憶のある三郎だけでなく、雷蔵も、男の子の名前で呼ばれることをどこか特別に思って喜んでいた。
三郎は、雷蔵に記憶がないことで落ち込むこともあったが、また同じ時代に同い年、同じ性別で生まれることができたのだからと、あまり深くは考えないようにしていた。
より深刻な悩みがあったからだ。それは自分の性自認が男のままであること。前世で二人は恋愛関係でなかったのに、今世になって、雷蔵が女の子であるせいか、三郎は記憶の雷蔵のことがそういう意味で気になる。
その思いは口にできないまま、二人は14歳になった。三郎に遅れていた初潮が来る。自分が女であることを思い知らされて、自分の体を拒むようになった三郎は……みたいな話を考えてます。

